Lambda関数を使ったエクセルでの名寄せ方法【Twitterで発信したTIPS】
2023/6/1のツイートの解説記事です。
前の記事で紹介したLambda関数の記事です。画像のB~D列のようなJ-platpatでCSVを取得したデータを使って名寄せをする場合、普段は有償ツール(パテントマップEXZ)を使っています。このため、エクセルで名寄せする場合、ピボットテーブルを使う以外の方法を知らなかったのですが、Lambda関数を使って名寄せをする方法の説明です。
ここでは、Lambda関数を使い、変換表を使って1個のセルに対して1つの式で複数の置き換えを行うMultiSubstitute関数という関数を作っています。このMultiSubstitute関数については私が作った訳ではないので別に紹介記事を書きます。
ここで示している方法では、この関数を使うことで、J-platpatなどからダウンロードした出願人の情報を名寄せする出願人名に置き換えてしまい、それを使ってセルO2のような数式で集計してやると名寄せしたデータを使ったクロス分析などができるようになります。
で、これを開発したときの認識としては、有償ツールを使うか、エクセルでピボットテーブルを使うか、Microsoft365でラムダ関数を使うかしないと名寄せはかなり難しいと思っていました。しかし、特許情報分析でおなじみの野崎さんのライブ配信の内容をヒントに動的配列機能を使えば名寄せはできことを発見しまして、上記の認識は正しくなくoffice2016であれば合理的な工程で名寄せができることが判明したのでした・・・
詳細はセミナーネタなのでここでは説明しませんが「動的配列」をヒントにがんばって検討すれば同じような分析方法が分かるかも知れません。
もし有償でも知りたいという方は事務所のお問い合わせからお知らせください。