生成AIとエクセルでマンダラートを簡単に作る

今回は以下のようなマンダラートを作る方法を考えてみました。

この事例では、特許情報分析についてマンダラートを作成してみました。特許情報分析について検討すべきことは以上で十分かと言えば他にもいろいろあるのでしょうが、ここで整理された内容としては目立った破綻もなくなかなか上手くまとまっている印象を受けます。

作り方は、以下の通り。まずテーマを挙げてChatGPTなどの生成AIにメイン項目とサブ項目を8個ずつ挙げて貰うようにします。

生成されたテキストは簡単に整形して同じ項目が列方向に並ぶように貼り付けます(数式次第なので別の並び順でも構いません)。

ここまでできたらあとは簡単です。choosecols/chooserows,vstack/hstack,wraprows,takeといったmicrosoft365の関数を組み合わせて数式を作れば1つの数式でマンダラート形式に並び替えることができます。さらにセルの書式を適宜設定すれば冒頭に示したマンダラートのできあがりです。

以下にて、今回ChatGPT-4oを使うことで挙げられたテーマ等を参考まで貼り付けます。

中心テーマ: 特許情報分析

1. 技術分野の特定

  1. 技術分類コード(IPC/CPC)の分析
  2. 関連分野の文献調査
  3. キーワードの抽出とリファイン
  4. 主要特許のレビュー
  5. 技術的課題の抽出
  6. 類似技術のスクリーニング
  7. 市場での技術適用事例の確認
  8. 技術用語の定義と統一化

2. 競合分析

  1. 主要競合企業の特許出願数
  2. 競合の特許技術の強み・弱み
  3. 出願特許の地域別分布
  4. 特許活動のタイムライン分析
  5. 競合が注力している分野の特定
  6. ライセンスや訴訟の有無
  7. 特許引用関係の分析
  8. 新規競合の出現予兆の調査

3. トレンド分析

  1. 特許出願数の年次推移
  2. 新興技術分野の特定
  3. 特許分類コードごとの出願動向
  4. キーワードベースの技術動向
  5. 地域別・国別の特許出願増減
  6. 投資分野との連動性
  7. 学術論文と特許のクロスリファレンス
  8. 規制の変化による影響

4. 特許クレームの解釈

  1. 独立クレームの範囲分析
  2. 従属クレームの付加的要素解析
  3. 先行技術との差異の特定
  4. 使用されている法的表現の解釈
  5. 特許権侵害リスクの評価
  6. 回避設計の方向性模索
  7. 主要用語の定義確認
  8. 特許請求項と実施例の対応確認

5. 地理的分析

  1. 出願国のランキング分析
  2. 地域ごとの特許保護の強さの評価
  3. 国際特許分類(PCT)の利用頻度
  4. 主要国別の特許戦略比較
  5. 地域別の市場規模との相関調査
  6. 新興市場の特許活動状況
  7. 法的環境の違いの影響分析
  8. 地域ごとの特許訴訟動向

6. 特許ポートフォリオ

  1. 自社特許の分類と整理
  2. 無効化リスク特許の特定
  3. パテントファミリーの規模と内容
  4. 権利範囲の広さの評価
  5. 特許取得後の更新費用の分析
  6. 保護期間満了までの特許一覧作成
  7. 競合とのポートフォリオ比較
  8. 不要特許の放棄や売却計画

7. 法的状況確認

  1. 特許の有効期限管理
  2. 保護範囲に関する法的議論の確認
  3. 特許権の譲渡・移転記録の確認
  4. 訴訟や異議申し立ての有無
  5. 審査経過情報の取得(File Wrapper)
  6. ライセンス契約の締結状況
  7. 特許の再審査や異議申し立て記録
  8. 地域ごとの特許権侵害法規制確認

8. データ可視化

  1. 出願動向の折れ線グラフ作成
  2. 特許分類ごとの円グラフ作成
  3. 地域別出願のヒートマップ
  4. キーワードクラウドの生成
  5. 時系列データのトレンドマップ
  6. 技術間の相関図作成
  7. 特許引用ネットワークマップ
  8. 分析結果のダッシュボード作成

以上です。