集計値と被集計値とを入れ替える(店と果物を入れ替える)数式を作った話
今回は、Xのポストでエクセル上でのデータ集計方法を聞かれていたのに対して答えた数式の話です。
そのポストでは、画像のA~E列のように、特定の第1の項目(集計値)と、それらのそれぞれに対応づけられる複数の第2の項目(被集計値)とを入れ替える数式を知りたいという処理をしたいということでした。
そこで、画像のH2セル(薄緑)とI列(薄赤)のような数式を作ることで、希望されていた集計ができました。
H2セルについては、第2の項目のユニークな値を単純に抽出しているだけで特に難しくありません。
しかし、I列の数式では、B~E列がH列の値と一致するときは対応するA列の値を返し、それらを一度繋げたうえでまた分割するような数式にしています。
多くの人が回答していましたが、私の数式もなかなかよい感じがしています。
この例では、例示された果物と売店とを入れ替える数式として説明しましたが、特許情報分析で使うなら、出願番号とそれらごとに紐付けられた出願人や特許分類とを入れ替えて、出願人や特許分類に対応する出願番号を紐付ける処理にも利用できそうです。
数式は画像の通りなのでよかったらして活用ください。
ということで、今回はエクセルでデータ集計するための数式例について紹介しました。弊所ではこのような数式を含め様々な特許情報分析の手法を用意しており、クライアントの要望に沿った分析手法の開発も行っています(なお、弊所では顧問契約をしていただいているクライアント様には弊所開発のツールを自由に利用して頂いています)。
また、このような分析手法に関する個別指導・セミナーや、個別の分析プロジェクトについても対応可能です。ご相談などありましたら管理人の特許事務所のページからお知らせください。
よろしくお願いします。